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2009年7月

ジョグジャカルタ旅行記②

ジョグジャカルタ2日目はボロブドゥールサンライズツアーで始まりました。

朝の4時にホテルロビー集合だったので、3時半にモーニングコールをお願いし、

ちょうど生中継でやっていた全英オープンを泣く泣くあきらめ、

11時前にはお部屋も真っ暗にしたのですが。

ちょうど丑三つ時に隣の部屋から複数の女性の嬌声が・・・・!!!

怖い話ではありません。今回泊まったハイアットリージェンシー。

どのレビューを見ても「壁が薄くて外や隣の声がよく聞こえてうるさい」とありました。

現地で手配したツアー会社の人もチェックインの時に角部屋をお願いするといいですよ、

とアドバイスしてくれていました。

しかし、普段から交通量の多い場所に住んでいて騒音とは縁が切れない身としては

きっとそれ程、気にならないわ~と高をくくっていたのでした。

ところが、日々鍛錬に励み、身につけた「騒音を気にしない能力」(単に神経が図太い?)

も、夜中に周囲を憚らず大きな声でしゃべるインドネシア人にはかないません。

何やら興奮してどんどん声が大きくなる隣。いったい何人いるんだっっ!!

勿論、翌日もきっかり丑三つ時に起こされ、朝までゆっくり眠る事はできませんでした。

さて、気を取り直してボルブドゥール。

日が昇る前に、史跡公園内のホテル・マノハラのロビーでサンライズ用の入場券を

購入します。

懐中電灯を渡されて、本当に真っ暗な夜道を懐中電灯の明かりを頼りに、

てくてくと歩き、遺跡の入口へ。

月がぽっかり浮かんでぼ~んやりと遺跡を照らしています。

暗い中、サンライズのベストスポットまで一気に上り、ベスポジをキープして夜明けを

待ちます。

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まだ日が昇り切らないボルブドゥールは常夏の国、インドネシアとは言え、

長そで、長ズボンでも肌寒い気候。

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夜が明けてくると、まだ薄暗い中にストゥーパが浮かび上がり、

幻想的な雰囲気に包まれます。

沢山の観光客が周囲にはいますが、みな静かに夜が明けるのを待っています。

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正面の高い山からようやく太陽が顔をだし、サンライズはクライマックスへ。

こんなにゆっくりと夜明けを待った事はいままでにないかもしれません。

普段せかせかと生活をしているとなかなかゆったりした気持ちにはならないので

とても良い経験でした。

周囲が明るくなったところで、ガイドさんが遺跡の案内をしてくれます。

ボルブドゥールは、800年頃建造されたといわれる仏教遺跡で、

釣鐘型のストゥーパが72基規則的に並んでいるのが特徴です。

そのストゥーパの中には仏像が入っているのですが、盗まれたり、献上されたりして

仏像が無くなっている、空のストゥーパもあります。

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階段状になっている遺跡の回廊部分には仏教にまつわるレリーフが施されています。

一つ一つを見るのは大変なので、今回は「お釈迦様の一生の巻」をガイドさんが

説明してくれました。

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説明を聞いているうちに、正規の開園時間となり、たくさんのインドネシア人観光客

が昇ってきました。お昼までには、たくさんの人、物売りなどで史跡公園内は

にぎやかになるでしょう。その前に私たちは退散です。

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出発地点のホテルマノハラに戻り、モーニングコーヒーと小さなお菓子を食べ、

ボロブドゥールから3km程離れたムンドゥッ寺院へ移動しました。

街中にいきなりあらわれた小さな寺院。門前には観光客向けのお土産物屋さんが

4,5件、商魂逞しく、声を掛けてきます。

遺跡の中には巨大な石仏三尊像が安置され、参拝者のお線香の煙がゆらゆらと

立ち込めています。

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日本の仏教関係者が世界で最も美しい仏像の一つと驚嘆したのだとか。

充実した観光を終え、朝ごはんを食べにホテルに戻ります。

まだ、朝の9時半!長い1日は始まったばかりです・・・。

少しホテルでゆっくりした後、せっかくだからとジョグジャの町へ。

まずは定番、銀細工屋さん。そしてバティック工房兼お店へ。

どちらも、ジャカルタで手に入ると思うと、Istriはあまり食指が動かず。

というか、品物が多すぎて決められない・・・。優柔不断で困ります。

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ところで。ジョグジャカルタには王様がいます。

日本の天皇家と違い、王様(ハメンクブォノ10世)はジョグジャカルタ特別州知事として

未だに影響力を持っています。(もちろん、選挙で選ばれているのですよ。)

王様はジョグジャカルタの市民からとても愛され、尊敬されています。

王宮で働く女官や武士達は王様の為に無給で王宮の保護や管理をしているのです。

王宮(クラトン)は街の中心にあります。歴史的な調度品などが展示されているので

有名な観光スポットとなっています。

折角、近くまで来たのだから・・・とIstri家もクラトンへ行きましたが、

なんと開館時間は14:00まで!もう閉まってるから入れないよ!と、

武士の格好をした守衛さんに言われてしまいました。

ツアーガイドとしてなんたる不覚!!!時間を調べておくのは基本中の基本。

悔しい事です。

そんな落ち込んだIstriを見てか、近くにいたおじさんがタマンサリ(水の宮殿)なら

まだ開いてるよ、と教えてくれたので早速向かいました。

こちらは、かつて王様が王宮に仕える女官たちの水浴びを眺めて楽しんだ所だと

言われています。

現在は水は張ってません。下に見えるのがプール(というか浴場)。

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建物の3階にあるこの窓から女官たちの水浴びを覗いていたのだとか。

でも、階段も窮屈で狭いし、なんだかそこまでして・・・?的な雰囲気。

観光客の落書きもいっぱいだったし、せっかくの貴重な建物が台無しです。

それでも人気の観光スポットらしく、インドネシア人が沢山、観光に訪れていました。

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タマンサリの屋根にいたお茶目なやつに別れをつげ、ホテルに戻ります。

ジョグジャ最後の夜は、疲れていたのでホテルのレストランで取る事に。

ゴルフコース脇のオープンテラスで気持のよい夜風を楽しみます。

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残念ながら、それ程美味しい~というわけではありませんでしたが、

父が注文したホットストーンステーキは、お肉が柔らかくてジューシーで美味しかった♪

翌日は出発までにホテル内のゴルフ場でハーフラウンドをして、空港へ。

そして、その夜ジャカルタから両親は日本へ帰ってゆきました。

住めば都。

私も夫も、文句を言いつつも日本にはない明るい空気、人々の逞しさ、

のんびりとした時間のあるインドネシアという国が好きです。

初めて来た両親の目には、インドネシアはどう映ったでしょうか?

今度はまた違う魅力を紹介できるよう、自分もアンテナを高く、情報収集しなくては!

ジョグジャカルタ旅行記①

テロのショックも冷めやらぬ、翌18日、Istriの両親+Istri家でジョグジャカルタへ

旅立ちました。

前日の情報では、空港では検問が行われて空港前の道路は大変混雑しているとの事。

いつもはギリギリに出発するIstri家ですが、両親も一緒の時に飛行機に乗り遅れては

シャレにならないと、朝早く家を出ました。

・・・・が!検問のけの字もなく、むしろいつもよりスムーズな感じで空港に到着・・・。

珍しく、空港ラウンジでゆっくりと飛行機を待ちました。

ジョグジャカルタまではジャカルタから1時間ほどで到着します。

乗ったと思ったら、もう着いた!という感じ。ちょうど、東京-大阪みたいな距離感です。

空港に到着してすぐ、現地の旅行会社の人がピックアップしてくれて、

まずはお昼ごはんへ。

前から行ってみたかった、「アヤムゴレン・ニョニャ・スハルティ本店」へ。

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ニョニャ スハルティ=スハルティ夫人という意味です。この人がスハルティさん。

このお店の創業者です。

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アヤムゴレン=フライドチキンです。インドネシアのフライドチキンは、

一度スパイスで煮込んだチキンに衣をつけてカラッと揚げるもので、

味がしっかりしているのが特徴です。

ここのアヤムゴレンはサクサクの衣とチキンの味が格別♪

ジャカルタにも支店があるのですが、やっぱり本店が一番との事。(夫・談)

機会があったら食べ比べしてみたいものです。

お腹がいっぱいになったところで、ジョグジャカルタ観光名所の一つ、

プランバナン寺院へ。

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プランバナン寺院は856年頃建てられたとされるヒンドゥー教の寺院です。

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残念ながら、5年ほど前にあった地震で崩れてしまい、

現在は修復中でほとんどの建物の中には入れません。

現在中に入れるのは、ヴァハーナ堂と呼ばれる、神様の乗り物が祭ってある

建物だけです。

メインのロロ・ジョングラン寺院に入れないのは、とても残念。

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近くに寄ると高い技術で彫られたレリーフに覆われているのがわかります。

それにしても、真昼の暑いさなかに観光は辛い。赤道直下の照りつける太陽に

じりじりと焼かれて早くも疲れがピークに・・・。

広い公園の中をてくてく歩き、汽車の形をした、園内を一週出来る車に乗り込んで

次はセウ寺院へ。

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仏教的要素が濃いヒンドゥー教寺院のセウ寺院はボロブドゥールのストゥーパと

形が似ている屋根を持ちます。

それほど大きな遺跡ではないですが、細工の細かさに圧倒されます。

1000年ほど前に起きた地震で崩れ落ちた建物は未だに修復中だとか。

崩れ落ちた石を一つ一つパズルのように組み立てていく作業は、この暑さの中

気が遠くなるだろうな・・・と思わず修復作業をしている人たちを尊敬しました。

セウ寺院を後にした私たちは、今回宿泊するホテル、ハイアットリージェンシーへ。

広大な敷地の中にボロブドゥールをイメージした建物がそびえたちます。

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広い敷地の中をお散歩。静かで落ち着いた雰囲気でした。

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リージェンシークラブルームに宿泊したので、夕方17:30~は

ビール、ワイン、おつまみがクラブルームで楽しめます。

あんまり期待しないで行ったのですが、内容は結構充実。

ワインも飲みやすくておいしかったです。

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夜は、ホテルで催されているナイトマーケットに行ってみる事に。

プールサイドにずら~と並べられたインドネシア料理の屋台。

おなじみの料理からGudeg(グデッ)というジョグジャ名物のお料理まで。

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甘さがキツくて・・・などとガイドブックには書かれていますが、

ホテルの味付けだからか、甘い味付け好きな私はそれ程気になりませんでした。

色々なインドネシア料理を食べながら、プール中央の特設舞台で、

ラーマヤーナの舞台が始まります。

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ホテルの催し物だし・・・と思っていたら結構本格的。

外国人観光客の為に、英語で解説もいれてくれます。

ストーリーを詳しく知らなくても、ジャワ舞踊の優雅な姿を堪能する事ができました。

次の日はボロブドゥールサンライズツアー。

朝の4時にロビー集合なので、起床は3時半!!

明日に備えて早く寝なくては・・・とラーマヤーナ終了後そそくさとお部屋へ。

ターンダウンサービスが入り、ベッドにはこんなメッセージと

バッピア(ジョグジャカルタ名物のお菓子。月餅のような味と食感)が置いてありました。

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明日のサンライズが楽しみです。

テロ

7月17日、7:45にJW MARRIOT HOTEL JAKARTAで、

7:47、RIZ-CARTON JAKARTAで爆発がありました。

その日は、両親が日本から遊びに来ていて、ちょうど朝ごはんの後外出の準備を

していた時でした。

友達から1本の電話が入り、リッツカールトンで爆発があった事を知りました。

あわてて、テレビをローカル局に変えて、情報を収集しましたが、

その時はまだ詳しい情報は入ってきていませんでした。

その後、自爆テロである事が判明し、事件の起きたクニンガン地区へは

近づかないよう日本大使館からの注意喚起がありました。

また、20日に予定されていたマンチェスターユナイテッドとインドネシアの

サッカーリーグとの試合は中止されました。

(マンUの選手はリッツカールトンに宿泊予定だったそうです。)

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翌日のほとんどすべての新聞のトップ記事は当然、テロの話題。

各局テレビ局もテロの話題一色でしたが、事件から4日目の今日は

少し落ち着いたようです。

事件当日、17日は誤報が飛び交ったり、テロを恐れた中国系インドネシア人が

経営するお店はすぐ逃げられるよう、品物を全て金庫にしまって開店休業状態

だったり・・・と少々の混乱がありましたが、連休明けの今日は街も通常通り

何事もなかったように動いています。

映像解析などで、マリオットの方の実行犯の容疑者はだいたい目星がついた

ようですが、リッツの方はまだ容疑者はあがっていません。

事件当時のセキュリティカメラの映像や、容疑者と思われる死体の写真

(インドネシアでは死体の写真は映像倫理にひっかからないので堂々と

使われています。)

などを見ると、とても怖い事件だと思います。

一方で、山手線くらいの大きさの都市で決して自宅から遠くはない地域で起きた

テロですが、音も聞いてないし、現場も見てないので人事のような気がしたりもします。

でもやっぱり今日はなんとなくショッピングモールを避けて行動していました。

まだ、原因がわかっていないので何が危険か分からない状態が続くのは疲れます。

原因究明が早急に行われて、安全な街に一刻も早く戻るよう祈るばかりです。

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(事件翌日のジャカルタ新聞の見出し)

中国式健康法

世界中どこにでもあると言われている「中華街」。

もちろん、インドネシアにもたくさんの中華系方が住んでいます。

日本やアメリカにあるような、いわゆる中華街的な場所はないですが、

ジャカルタの北の方は華人が多く住み、私たち日本人が多く住む南の方とは

どことなく違った雰囲気を持っています。

今月号の「さらさ」の特集が「中国健康さんぽ」だったので、

隠れ健康オタクのIstri家もさらさ片手に北の方へ向かいました。

まずは、中国式リフレクソロジーの「御元堂」へ。

Pluitというもう海が近いほどの北の方にあります。

どうやら本店は広州にあるらしい!期待に胸が高まります

お店に到着すると大きくて真赤な扉が。いやでも中国気分が盛り上がります。

お店自体は新しく綺麗。

ジャカルタでありがちなマッサージチェアがずらーーーっと並んでいるのではなく、

全室個室。なんとテレビ付き。(中国の番組が見放題!!!ですが。)

まずは漢方の足湯から。足置きをどかすと、そこには固定された桶と蛇口が。

今まで見た事のない斬新なアイディアに驚きました。

足湯をされながら、肩、頭、背中をマッサージされます。

足湯から出て、次は足のマッサージ。

マッサージしてくれたのが女性だったせいか、ソフトなマッサージに思わずウトウト。

マッサージ終了後、木製の棒でとんとんと叩いて血行を良くした足を温めたあら塩の

入った袋で足裏~膝までを軽くこすられます。

これが、気持ちいい~

じんわりと体が温まり芯までぽかぽかに。

普段、冷房で冷えた体にはたまらない気持ちよさでした。

これだけ盛りだくさんの内容(90分)でRp.80,000(¥800程)。

南側にはない、お得感でした。

さて、お次は精力?をつける為にすっぽん料理へ!

日本では高いすっぽん料理ですが、ここジャカルタでは気軽に食べる事が出来ます。

ジャカルタでもディープな中華街、Glodokにあるchandraというショッピングセンターへ。

南側にある高級モールとは全く異なる雰囲気。

香港映画に出てくるような、ごちゃっとした小さなお店が並ぶショッピングセンターです。

その一番奥にお目当てのすっぽん料理が。

衛生的には大丈夫だろうか・・・と思うような店構え。

(Istriはお腹が意外と丈夫なので心配ないですが・・・。)

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中国式フードコートとでもいいましょうか。

小さなお店がごちゃーっと並んでいました。

お客さんはほとんど、中華系インドネシア人。

まずは、Pit Tim Obat(すっぽんの薬膳スープ)を注文。

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他にも、Lo Miというあんかけそば(麺は手打ち??)、

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スペアリブ煮込み、

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カンクンホットプレート(煮えたぎるタレの中に鶏肉とカンクン)を注文。

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スペアリブ煮込みは、ご飯がすすむ味で日本人好み。

肝心のすっぽんの薬膳スープはというと、まったく臭みもなく、ほんのりと漢方チックな

お味ですが上品で美味しかったです。

すっぽんの身も初挑戦でしたが、アンコウに似た食感とお味。

すっぽんの他にも生姜やクコ、にんにくなどが入りいかにも元気になりそう!

食べた後は体が心から温まり、ぽかぽかしていました。

その他のお料理も、味は濃かったですが美味しかったです。

お料理+ビール一本でRp.160,000(¥1,600くらい)。

マッサージと足しても、安上がりだけど健康促進が出来た一日でした。

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